略奪"純"愛 『泣かすなら俺がもらう』
堂々と奪いに
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堂々と奪いに

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5月7日(火)

「おはよ。」

結が出勤してきた。

「おはよ。」

俺もいつも通り、挨拶を返す。

すると、不意に結が目を逸らす。

なんだ?

結の少し落ち着かない感じ。

結の中で何かが変わった?

避けられてる訳ではないと思う。

疑問は残るが、特に喋る事もなくて、黙ったまま午前が終わった。


「飯、行こうぜ。」

俺が声を掛ける。

「うん。」

結は素直に頷いて、席を立つ。

なんだろう?

傍目には分からないくらいの微妙な変化。
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