かんしゃ の きもち

 やっぱりだめだ。私はお子様だから、過去と対峙したところで、それを良い思い出に変える事などできそうにない。

「あの、とにかく、すまなかった。で、お詫びに、俺に、何かできることってないだろうか」

 それはもう、これしかない。

「それじゃあ、もう私には関わらないで」

 途端に、山本くんがすごく傷ついた顔をした。でも、こればかりはしょうがない。自業自得だから。

「あとね」

 もう一つだけ、思いついた。

「身近な人を大事にしてほしいの。大人になった今でさえ、山本君は平気で人を傷つけてる。デリカシーの無い人って、最悪だと思うから」

 自分のことを棚にあげて私はそういうと、今度はマキちゃんに向き合った。

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