こんな出会いもいいかなって
それから数ヶ月後、こうき先輩とは毎日のように連絡取り合った。寝落ち通話なんて、毎晩。
そして、思ってもみないことが突然やってきた。
ある寝落ち通話の時、先輩に"れなに会いたい"って言われた。
私は戸惑った。私も会いたい!けど、ほんとに本人なのか分からない。どうしよう。頭の中で考えてたら先輩が

"怖いんでしょ。本人か分からないから。別に信じなくてもいい。信じれないのも無理はないよ。110番を設定して、来な。"そう言われて、先輩は、嘘ついてないんだ。って確信した。

「大丈夫です!先輩だもん!私も会いたいです!」
"そっか。よかった。いつ会える?"
「今週末空いてます!」
"なら、土曜日どう?"
「了解です!楽しみにしてますね!」
"おう。笑"

きゃー!先輩に会える!緊張する!
あ!とにかくみっちゃんに明日報告しなきゃ!

「いってきまーす!」
「れなおはよ。相変わらず元気で笑」
「おはよ!聞いて聞いて!みっちゃん!」
「どした笑」
「アプリの人と会うことになった!今週の土曜日!」
「はっ!?まじで!?」

やっぱり、驚くよね~笑
無理もないよ笑

「まじまじ!んで、どおしよ!緊張する!服何着てこ!」
「オシャレしなきゃね!って土曜日って明日じゃん。」

あ、そうじゃん。今日金曜日...。まじか。
不安になってきた。

「あからさまに不安そーなオーラ出さないでよ。笑」
「みっぢゃーーーーん涙だずげでええええ。」
って抱きついた。しかも、ここ歩道。
「わかたわかったから離れよ一旦。よし、今日の放課後用ないよね?」
「ないよ、」
「よし、決定!今日の放課後れなの家行くから。そん時服とか決めよ!」

なんてこと。みっちゃんが神様に見えるよ。涙

「ありがどおおおおお涙」

そして、放課後!
「れなー帰るよー」
「はーい!」

まず来たのは、デパート?どして?なにするの?

「まずは、勝負下着だね!」

え?ごめん。今の聞き間違いかな。勝負下着って聞こえたよーな...。

「早く来て、時間ないんだから。」
「ねえみっちゃん。どうして勝負下着?いらなくない?」
「はー?男と会うんだよ?しかも年上!1個しか変わらないとしても年上の男!何があるかわかんないよ!」

ねえ、それ言われたらすごく不安になるんだけど…

「ごめんって。笑 ほら、とりあえずさ、決めよ!」
「うん。」

やっと、決まって、家に到着。着いて早々、洋服選び出したみっちゃん。行動早いな~笑

「ドアに突っ立ってないで鏡の前に立ってよ」
「あ、ごめん」

なんか、みっちゃんお姉ちゃんみたい笑
こんなお姉ちゃんいたら楽しそう笑

「何笑ってんの気持ち悪いよ。」

前言撤回。これじゃ、姉妹だったら毎日喧嘩しそうだ。

「これがいい!!よし明日これ来てね!」

選んでくれたのは、白に黄色い花とピンクの花が散らばってるワンピース!かわいい!

「ありがとう!みっちゃん!だいすき!」
「うん!明日がんばってね!じゃあ私はもう帰るね!」

みっちゃん...なんでも早いんだから。笑
そういうとこも好きだけど笑
よし!今日は、パックもしよーっと!うふふ笑
あ、それと先輩に

「明日楽しみです!」っと!ピコンッ。はや!!
"俺も。"きゃー!

お風呂入ってこよっと!
明日が楽しみすぎて、お風呂で鼻唄歌ってたら、弟に「うるさい!」って怒られちゃった。笑
それを、先輩に言ったら、"ばーか"だって笑
え、全然嫌じゃない。むしろドキッとした笑
私ってもしかしてドMなのかな。

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