極上御曹司の愛妻に永久指名されました
自慢はストレートの長い髪とパッチリ二重の目。
でも、背が百五十五センチと低めなのがコンプレックスだ。
一緒にいるのは、大学で一番仲がいい松本小春。
髪はライトブラウンで、ふわりとパーマがかったセミロング。
顔は目がまん丸で、天使みたいに可愛い。
身長は私と同じくらい。
ふたりで歩いていると、よく男子高生にナンパされる。
「何個か買って帰ろうよ。一個ニユーロだって」
そう小春に声をかけたら、彼女は目をキラキラさせながら微笑んだ。
「いいね。どれにしようか迷う〜!」
ピンク、水色、黄緑、黄色、ブラウンといったカラフルなマカロンが私達を魅了する。
「本当、一時間悩む自信があるよ」
ラズベリーもいいし、チョコも欲しい。
ピスタチオも美味しそう。
ミントは色が綺麗だし、ああ、どうしよう〜。
「それなら、全部買えば?」
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