あなたの心の片隅に。


優「ん」





そう指輪の入った紙袋を渡す優哉君




優「後悔させないようにするから」



ドキンっと突き上げられるような衝撃を受けた。



私「は、はいっ。

よろしくお願いします」




たった一瞬の真剣な優哉くんの眼差し。

その眼差しを私は見失わなかった。



何か腹をくくったような。

…もしかしたら何かを捨てたのかもしれない。




ただ、優哉くんが言ったその言葉は本気の言葉だと…

私はこの人についていこうと…



なぜかそう思えた。


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