サヨナラの向こう側
泡のように消えて…

気付かないフリ

プルルル…

プルルル…


プルルル…


夕方になっても電話に出る気配のない達也。





自分でもウザイって解るぐらいに鳴らし続けた携帯もとぅとぅ電源がOFFになった。



『はぁ…まただ…』


あたしは深くため息を吐き携帯をベッドに投げ付けた。


達也と付き合いだして5ヶ月。

たまに連絡がとれなくなることがある…

それがあたしを一番不安にさせる事に彼は気付いているんだろうか。


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