ハル色に染まるるを…



それでも自惚れかもしれないけど
ハルくんは私をとても
大切にしてくれている。



モテるのに彼女も作らない。


だからいつも、どんなにかわされても
いつか、いつか…と
期待してしまう自分もいる。



『ねぇ、ハルくん。
私にもチャンスあるよね?』


そうやって、こんな歳に…
22歳になってしまった。


大人になれば変わる。



私が、大人になれば…



きっかけを作りたくて、私は
春から一人暮らしを始めることにした。


ハルくんの住む家から徒歩1分未満!

ハルくんのお父さんがオーナーのアパートを
安く貸してもらった。


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