× × ──Grim Reaper──


示された数字を見てみると、0時を過ぎていた。



家を出てから、数時間経ってる…。



ボロボロなこの男を送ったら、家に帰ろう。



「…家、ここ…です」



声を掛けられて顔を上げてみると、普通の一軒家があった。



電気も点いてるし、家族もいるんだろう。



「じゃ、俺はこれで」


「あ、ありがとうございました!」



来た道を戻ろうとすると、お礼を言われた。


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