perverse
宙さんとは彼の家で何度か顔を合わす程度の存在で、そういえば一度だけ、彼と宙さんの彼女と4人で居酒屋に行ったことあったっけ
駅前にある全国チェーンの居酒屋
あれは別れる半年前ぐらいだったかな
突然、翔が企画する
二人の関係は男二人兄弟で仲は良くも悪くもなく、差しさわりない程度だと翔は言っていた
『偶然知った秘密主義の兄の彼女を見てみたかった』
という理由でのお食事会。
私は少し人見知りもあるので、できれば行きたくなかったのだけど、天真爛漫の翔の笑顔を見ていたら断れなくて、憂鬱な気分で、待ち合わせに向かったのを覚えている。
「初めまして。佐藤美波です」
と居酒屋の座敷席で、初めて会う宙中さんの彼女に挨拶する私
翔より4才年上の宙さん
彼女は宙さんよりも1コ下の看護師さん
整形外科医の宙さんとは、同じ職場らしい
「私、宙が開業したとき専業主婦じゃなく、現場で支えるの~」
と酔った勢いで夢を語る彼女に
「・・・・・・」
無反応の宙さんが印象的だったのを覚えている
駅前にある全国チェーンの居酒屋
あれは別れる半年前ぐらいだったかな
突然、翔が企画する
二人の関係は男二人兄弟で仲は良くも悪くもなく、差しさわりない程度だと翔は言っていた
『偶然知った秘密主義の兄の彼女を見てみたかった』
という理由でのお食事会。
私は少し人見知りもあるので、できれば行きたくなかったのだけど、天真爛漫の翔の笑顔を見ていたら断れなくて、憂鬱な気分で、待ち合わせに向かったのを覚えている。
「初めまして。佐藤美波です」
と居酒屋の座敷席で、初めて会う宙中さんの彼女に挨拶する私
翔より4才年上の宙さん
彼女は宙さんよりも1コ下の看護師さん
整形外科医の宙さんとは、同じ職場らしい
「私、宙が開業したとき専業主婦じゃなく、現場で支えるの~」
と酔った勢いで夢を語る彼女に
「・・・・・・」
無反応の宙さんが印象的だったのを覚えている