breath
初めて入る専務室

来客じゃないのに、革張りの黒の大きなソファーに座るように促されるので

「失礼いたします」

と言い座る

「コーヒーでいい?」
「はい、お願いします」

専務が内線で飲み物を頼む

私、仕事をしにここに来たんだよね……突然のお客様待遇で戸惑ってしまう

そんな私を見てクスッと笑う専務。専務ってこんな笑い方するんだ……。初めて見る、専務の仕草に新鮮さを感じる

専務が私のまえに座り、じっと私の顔を見る

私は何かしたからここに呼ばれたのか……心臓がドキドキしている。すごく緊張している

コンコンってノックの音がして、綺麗な秘書の女性がコーヒを持ってきてくれた

私の前に置いてくれた時、睨まれたと思うのは気のせいだろうか?

秘書が部屋を出て、二人きりになる。

私を見つめている?専務がクシャって表情を崩し

「今日、望月さんをここに呼んだのは、少し話をしたいからなんだ」
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