breath
「はい。怪しまれたらいけないんので、今日は実家に帰ります」
「実家に帰るのだったら許可できない」
「何で?」
「また事故に巻き込まれたら困るだろう?」
「大丈夫です」
「大丈夫じゃない」
怒ったる樹さん
心配してくれるのはわかる
「わかりました。誤魔化してそちらに帰ります」
って言ったら優しく頭を撫でてくれた
私は樹さんにとっては妹みたいな存在なんだ
なんて思うと悲しくなる
彼女になりたいって強く思うのはいけない事?
私の言葉を確認して安心したかのように会社に帰って行ったそれから30分後に【仕事終わった】メールをもらい集合場所の居酒屋に
今日のメンバーは女性ばかりだと思っていたけど違ったみたい
男性5名、女性5名計10人の飲み会
個室の座敷に通されたらみんな揃っていた
「望月さんこっち」
と言われるがままに座った席の隣は早坂さん
「何でこんな所にいるんですか?美奈子先輩に怒られますよ」
そういうのもこの10人のうち9人は同期で、早坂さんだけ2コ上なので一人浮いている
「うちのカワイイ山本ちゃんの愚痴を聞いてあげるのが先輩の役目」
山本ちゃんの隣に座ればいいのに
彼女から一番離れた場所に座っているから意味不明
私の席は角席で前の亜美と隣の早坂さんとしか話せない残念な席
「早坂さん変わってくださいよ。せっかく望月来てるのに」
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