Vanilla
なんか、ドキドキしながら待って損した。
無難な答えといえば、そう。
だって私、朝永さんを怒らせないように言われたことは全てやってきた。
でも変に可愛いからなんて言われても嬉しくないかも。
結局今の朝永さんは偽りなんだから。
今、背中に添えられたままの手だって。
結果、何を今言われても甘い顔されても、全て空しいってこと。
バカだ私。
「じゃあ、つぐみちゃんはどこが好きなの?」
穂香さんが私に再び振ってきた。
きっとその顔はニヤついているに違いない。
違いないと思ったのは、落ち込んでいるせいで視線を上げられなくて誰の顔も確認出来ない状態だから。
こんな時に振って欲しくなかった。
なんて返そう……
数秒迷って、口を開いた。
「……不器用なところ」
きっと皆、ポカンとしていることだろう。
不器用なところが好きだなんて変だって。
無難な答えといえば、そう。
だって私、朝永さんを怒らせないように言われたことは全てやってきた。
でも変に可愛いからなんて言われても嬉しくないかも。
結局今の朝永さんは偽りなんだから。
今、背中に添えられたままの手だって。
結果、何を今言われても甘い顔されても、全て空しいってこと。
バカだ私。
「じゃあ、つぐみちゃんはどこが好きなの?」
穂香さんが私に再び振ってきた。
きっとその顔はニヤついているに違いない。
違いないと思ったのは、落ち込んでいるせいで視線を上げられなくて誰の顔も確認出来ない状態だから。
こんな時に振って欲しくなかった。
なんて返そう……
数秒迷って、口を開いた。
「……不器用なところ」
きっと皆、ポカンとしていることだろう。
不器用なところが好きだなんて変だって。