Vanilla
言い返そうと思った。
でも言い返したところでまた同じ言葉が返ってくるだろう。
だって今も自信あり気に笑っているから。
「お前って、欲しい物は全部手に入ると、男は自分の言いなりになると思ってるだろ」
「ふふっ、うん」
だろうな。
じゃないと金が目当てだとか言わないよな。
聞いた上で抱き続けた俺にも非はある。
ジャケットを着ると穂香に振り向いて告げた。
「もう何も言わない。お幸せに」
「秋哉はまた私の元に帰ってくるよ」
最後まで穂香は自信ありげな微笑を浮かべていた。
俺は穂香を断ち切りたかった。
だからあの日、偶然勝手に会社で寝泊まりしていた穂香が気に入っている小嶋つぐみに声をかけた。
奴隷にして彼女のフリをさせようと思った。
火事で住む所が無いと言ったが、のこのこ男の家についてきたし、彼女面をしてくれると思った。
でも小嶋は違った。
次の日の朝、家に居なかった。
会社に行くと、オフィスで穂香と話している小嶋を見つけた。
チャンスだと、笑顔を張り付けて近付いた。
でも言い返したところでまた同じ言葉が返ってくるだろう。
だって今も自信あり気に笑っているから。
「お前って、欲しい物は全部手に入ると、男は自分の言いなりになると思ってるだろ」
「ふふっ、うん」
だろうな。
じゃないと金が目当てだとか言わないよな。
聞いた上で抱き続けた俺にも非はある。
ジャケットを着ると穂香に振り向いて告げた。
「もう何も言わない。お幸せに」
「秋哉はまた私の元に帰ってくるよ」
最後まで穂香は自信ありげな微笑を浮かべていた。
俺は穂香を断ち切りたかった。
だからあの日、偶然勝手に会社で寝泊まりしていた穂香が気に入っている小嶋つぐみに声をかけた。
奴隷にして彼女のフリをさせようと思った。
火事で住む所が無いと言ったが、のこのこ男の家についてきたし、彼女面をしてくれると思った。
でも小嶋は違った。
次の日の朝、家に居なかった。
会社に行くと、オフィスで穂香と話している小嶋を見つけた。
チャンスだと、笑顔を張り付けて近付いた。