Vanilla
二十二時半過ぎ、流石に帰ろうと思い、バーを出た。
「うわ」
外はいつの間にか土砂降り。
傘も無いし、駅に行くまでにずぶ濡れてしまう。
タクシーを呼んで帰った。
マンションには二十分で着いた。
帰ったら小嶋は寝たふりでもしてるかななんて考えながら、エレベーターに乗っていた。
「え」
だが扉が開くと、俺は目を剥いた。
何故か号泣したパジャマ姿で裸足の小嶋が現れたから。
しかも俺を見た瞬間、安心したような顔を浮かべたから。
「何で泣いてんだ……しかもパジャマに裸足……」
小嶋は目元に触れると次に足元を見た。
どうやら気付いていなかったらしい。
「だって、帰って、来ないからっ、心配してっ、御飯、食べるって、言ったくせにっ」
小嶋は嗚咽を出しながら必死に話している。
「携帯の番号も、知らないしっ、こんな、雨の中、私の両親は、二度と、帰って、来なかった、から……っ」
「え」
「うわ」
外はいつの間にか土砂降り。
傘も無いし、駅に行くまでにずぶ濡れてしまう。
タクシーを呼んで帰った。
マンションには二十分で着いた。
帰ったら小嶋は寝たふりでもしてるかななんて考えながら、エレベーターに乗っていた。
「え」
だが扉が開くと、俺は目を剥いた。
何故か号泣したパジャマ姿で裸足の小嶋が現れたから。
しかも俺を見た瞬間、安心したような顔を浮かべたから。
「何で泣いてんだ……しかもパジャマに裸足……」
小嶋は目元に触れると次に足元を見た。
どうやら気付いていなかったらしい。
「だって、帰って、来ないからっ、心配してっ、御飯、食べるって、言ったくせにっ」
小嶋は嗚咽を出しながら必死に話している。
「携帯の番号も、知らないしっ、こんな、雨の中、私の両親は、二度と、帰って、来なかった、から……っ」
「え」