先輩、気付いて下さい。
最終章

好きだ

結衣Side

蒼空君と文化祭を回り始めて
少しした時、


「結衣ちゃんにお願いがあるんだ。」

「お願い?」

何だろう…。


「俺、この後の告白ステージに
立候補してるんだ!」


え、ええええ!?


「蒼空君、告白するの!?」


思わず大きな声を出してしまった。
慌てて口を塞ぐ。


「はは!そんなに驚く?」


当の本人は全く気にしてない様子で
淡々と話し続ける。


「それでね、そのステージに
結衣ちゃんに来てほしいんだ。」
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