ご主人様の溺愛注意報!?
「ごめんね、呼び出したりして」




「ううん。私もちゃんと説明しとかないとって思ってたの。だから気にしないで?」





廊下のソファに2人で座り、訪れる沈黙。




これは私から話すべき...だよね?




「...さっきは、春翔がごめん。なんていうか挑発的な態度取って...」




「春翔って、呼んでるんだね。やっぱり彼が言う通り2人は婚約者なの?」




「ち、違うよ!!」




大きな声を出してしまった私に、魁くんは驚いたような顔をした。




「あ...ごめん」




いけない、ついつい大声出しちゃった。




冷静にいなくちゃ...




「詳しくは言えないけど...私は今、月城家でお世話になってるの。

けど婚約がどうこうなんて話はもちろんないし、さっきのも春翔の悪ふざけだから!」




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