ご主人様の溺愛注意報!?
* * *

「聖南ちゃん、入っていい?」




「ダメ!!よくない...!!」




「いいよね、入るよ?」




ガチャ



春翔が部屋に入ってくる気配を感じ、私は部屋の隅っこで丸まった。



理由はもちろん、こんなひらひらな可愛いドレスが似合わなかったから。



「せーなちゃん、せっかく俺が選んだんだから、見せてよ?」



「む、無理...!」




あのかわいらしい立華ちゃんに贈られたドレスなんか、私に似合うはずないじゃん。



そもそもスタイルが違いすぎる。




「はぁ...もう、相変わらず頑固だな」



「誰のせいだと...!」




ため息をつく春翔にむかつき、反射的に私は振り向いてしまった。



ちなみに後悔したのは3秒後。



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