ご主人様の溺愛注意報!?
「おかえり!!聖南ちゃん!!」




家に帰ると、ニコニコと裏口で出迎えてくれたのはもちろん春翔。




そう、学校に行けなくて暇を持て余した春翔は毎日これ。



学校にいる間も何件もメッセージを送ってくるし、入口で待ってるし。ほんとにもう...




「暇なの?」




「うん、暇!」




ここまではもはや毎日恒例のやりとりになってしまった。




「インフルエンザなんだから大人しく寝てなよ」



「あはは、何言ってんの聖南ちゃん!それは嘘じゃん?」




「知ってるよ!!」




あの日からの変化はもう1つ。



私は春翔に気を使わなくなった。一切ね。




敬語なんか使わないし、抱きつかれる前に距離をとる。



我ながら春翔の扱いが上手くなった気がするんだよね。




「聖南ちゃん、あそぼー!」




そう。こんな精神年齢の低そうなダル絡みなんえもはや完全スルー。



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