君の残り時間を僕にください
誘われるがまま、エレベーターまで
患者を送りに行く。


レントゲン技師がこんな瞬間に
立ち会うことはないため新鮮だった。



「この間はごめんなさいね。
あの患者さんね余命は週単位って言われてるの。
どうしても帰してあげたくてね。」




ふと隣をみると、微笑む彼女の目は
潤んでいた。



横顔でしかないが、今までに見たことないくらい
綺麗だった。



「送り、ありがとう」



エレベーターで患者が降りた後
彼女はお礼をしナースステーションに
帰っていく。





「あの….。


迷惑でなければ…ご飯どうですか」




いきなりのことに彼女は目を丸くして
驚いていた。


僕も驚きだ。



こんなこと口にするなんて…
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