天使と悪魔の駆け引き

駆け引き


「あーなーたって人は!!人間の悪魔ならまだしも、モンスターも倒せないなんて!」






やっぱり、こーゆーハメになるんだっ。
ベテラン天使、
いや
オバサン天使?
に説教を食らった後
私は落ち込みながら
外を歩く。

早く帰らなきゃ。
怒られる〜。
時間がないので私は空を飛んで帰る事にして、うようよ空を飛んでいると龍玖に会ってしまった。


「ゲッ!」

私は顔を歪めた。
疲れてんのに退治しなきゃいけないのお?
ありえねーって!


「あ、美紅だ。」

龍玖はヒラヒラと手を振ってきたので私は暗示を唱え始めた。


ジュバッ!

暗示は途切れた。
龍玖が攻撃したのだ。
私も負けじと暗示を唱え羽を龍玖めがけて飛ばす。


「あたんねーよ!」

龍玖は華麗に避けながら嘲笑う。

なんで?!
ミニ悪魔はすぐに
退治できるのに!!!










「きゃあっ!」

龍玖が投げた矢が羽に刺さる。

「やべっ!!!」

龍玖がそう言ったような気が…
でも、この矢毒入ってんの?意識が朦朧として……
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