チャンスをもう一度
え**1️⃣四年生

私達は、四年生になった。

私と陽翔は······変わらず
付き合いも二年を迎えようとしていた。

今では、
凌も交えて飲みに行ったりする。

今日も一緒に飲んでいると
陽翔が
「望海、明日は用事があるんだ。」
と、言うから
「ふーん、わかった。」
と、言うと凌が
「なに?怪しい。なんなの?」
と、訊ねると
「昔隣に住んでいた、幼馴染?
が、また戻ってくるみたいで
引っ越しを手伝うように
お袋から連絡があったんだ。」
「へぇ、幼馴染み?
    私達みたいだね。」
と、凌。
「うん、ずっと一緒だもんね。」
と、望海。


その時、きちんときかなかったけど
その幼馴染みが女の子だとは
思ってなくて、勝手に同性と思っていた。

そして、二人が、かなり仲の良いことも
知るよしもなかった。
< 13 / 119 >

この作品をシェア

pagetop