チャンスをもう一度
え**3️⃣四年生**絢菜

絢菜・・・

やっと、陽翔の元に戻れると
大はしゃぎしていた。

だって生まれた頃から一緒にいて
小学校・中学校・高校・・
パパの転勤が決まるまで
私達は付き合っていた。

陽翔は、私のすべてだったが
パパの転勤が決まった
それもアメリカに。

日本に残りたいと
パパとママに
何度も言ったが
ダメだと、叱られた。

陽翔のお母さんも預かって
くれると言ってくれたが
男の子の陽翔がいるから
と、パパに言われて
泣く泣く転勤先について行った。

五年経ち
やっと日本へ
アメリカでボーイフレンドはいたが、
陽翔が、やはり一番。
早く会いたい。

日本について
陽翔の家に挨拶に行き
陽翔に連絡してもらった。

日本から離れるとき
私が陽翔を引きずるから
お互いに一人になって
過ごしてみようと別れた。

私のファストキスも
初めても陽翔だ。
陽翔も私が初めてで
お互いにドキドキしながら
経験をした。

陽翔も日曜日に帰って来てくれて
思わず陽翔に抱きつくと
陽翔は、私の背中をポンポンと
してから私を離して
「元気にしていたか?」
と、言った。
「うん、でも陽翔に会いたかった。」
と、言うと
「そうだな、また、ここに住むなら
会えるな。」
と、言って
パパとママに挨拶してから
引っ越しの手伝いをしてくれた。
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