チャンスをもう一度
帰宅してから、
和美は春美に今日は陽翔は
絢菜ちゃんの所にはいけない事を話した。
春美は、何かあったのではと
心配だったが・・・
ゆっくりするように伝えるしかなかった。
絢菜も陽翔が実家に帰ってきたことで
どこか安心をしていた為
騒ぐ事もなかった。
だが、陽翔は家にいるのに
何日も絢菜の元に来ないので
絢菜は、イライラしはじめて
陽翔の元に出向いた・・・
和美に止められたが
陽翔の部屋へとずかずかと入って行く
« コンコン »
ガチャとドアを開けると
机に座っている後ろ姿の陽翔
「陽翔、どうしてきてくれないの?」
と、言いながら中に入るが····
陽翔は、何にも反応がない·····
「陽翔っ・・・・‥‥‥」
はっ‥‥
陽翔は外を見ているみたいだが
見てない・・
陽翔の目には・・
何も映ってない・・・
目の下には隈ができ、やつれてる·····
「陽翔?!陽翔?!」
と、腕を叩くが
反応が····まるで····ない·····
「卒業の式典の日から、ずっとこうなの」
と、和美。
「あの日、何かあったの?」
と、絢菜。
和美は、買いつまんで話をした。
絢菜は、知らないといけないと思ったから。
絢菜にも責任がある
だが、絢菜は自分より
望海が悪い·····望海さえいなければ·····
と、そう考えていた。