愛の囁き☆私は強くない番外編☆
「おはよー!香里」

「あ。おはよー翠」

病院の前で翠と会った。
おはよーと言った、翠は私の顔を見ながら、一人うんうんと頷いていた。
な、何?

「女になったのね!おめでとー!」

「え?え?な、なんでそうなるの!?」

香里は慌てて、翠の口を押さえた。
周りに人がいない事を確認して、少しホッとしていた。

「…っ、な、何すんの!あんたの顔見てたら分かるって、女の顔してんじゃん!やったでしょ?」

朝からなんて話を…

「翠、なんか誤解してない?」

「?誤解って?違うの?」

「違うよ!まだ、その…そんなんじゃないから…」

「面白くないー!」

面白くないって…

翠に昨日の話を聞いてもらいたくて、仕事が終わったら、ご飯に行こうと約束した。

定時に仕事が終わり、帰り支度をしていた時、翠からLINEのメッセージが入った。

「いつものお店で待ってまーす!」

すぐに了解の返信をして、病院を出た。

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