愛の囁き☆私は強くない番外編☆
拓真さんと、お泊まり!は出来ず、家に帰ってきた。
帰り際に、拓真さんは優しくキスをして、今度はゆっくり泊まりに行こうね、って言ってくれた。

今度は…

きゃー…。
今度こそ、よね。

周りの友達から、いろんな話を聞いて、知りすぎてしまっている私は、そっち方面に関しては、知識だけは豊かになっていた。


今度っていつだろう。
楽しみになっていた…。

♪♪♪♪♪♪♪

「香里!ち、ちょっといい?」

「お疲れ様、翠。どうしたの?」

夜勤明けに翠から信じられない事を聞いてしまった。

「…え、うそ…」

「嘘じゃ、ないわよ!聞いたの。奥菜さんて彼女いるらしいって」

「だ、だって、フリーだって、今いないって…」

「あの日、合コンに来てた人から聞いたの。もう一回、確かめた方がいいよ?香里」

「…う、うん。教えてくれてありがと…」

翠から、話を聞いてショックだった。
本当だったら、どうしよう。
でも、いないって言ってたし…でも、あの日電話がかかってきてたのって!
女の人だった電話口から声が漏れていた。
もしかしたら、その人が??

夜勤明けという事もあり、フラフラになりながら私は家に帰った。
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