王様生徒会長と最弱ヒーロー

考えよう、そう言ってみたけど
具体的なプランなんて
思い付かなかった。

家に帰った私はノートに
書き込んでは消しを繰り返していた。

母「葉瑠ちゃん。
今日はあなたの誕生日でしょ?
ディナーにでも行きましょう。」

そっか。忘れてた。
私、誕生日だったんだ。

私のために高級なディナーを
予約してくれた、お母さん。
滅多に来ないその場所に
ほんの少しだけ緊張した。

ボーイ「いらっしゃいませ。
上着をお預かりします。」

席に着き飲み物を注文し
しばらくディナーを
楽しんでいると見た事のある人物が
隣の席には座っていた。
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