王様生徒会長と最弱ヒーロー
壮吾「葉瑠ちゃんっ!」
葉瑠「うわ!びっくりした!」
いきなり飛び出してきた
夏目くんに驚いた私は尻もちをついた。
壮吾「ごめんごめん。
そんなに驚くとは思ってなかった。」
落としてしまった絵を私が
拾い上げる前に夏目くんが拾った。
壮吾「へぇ。葉瑠ちゃん
絵とか描くんだ。もしかして美術部?」
葉瑠「それ、私のじゃないよ。
美術部の誰かのだと思う。
焼却炉に捨てられてたから
返そうと思って。」
壮吾「ふーん。」
ひっくり返した絵を見た
夏目くんは、小さな声で
...あ!と言った。