*君に溺愛*
茶色のサラサラな髪が揺れた。

「なんか、二人っきりだね。
ドキドキするね」

「そう??」
俺だけ?ドキドキしてるのは。

「ルナは、俺にはドキドキしないの?」

なんか、悲しいんだけど。

「ごめんね。」

ふわり、ルナの髪から香る優しい香り。
「ルナを抱き締めたい」

「えっ抱き締め!?きゃっ」

抱き締めたい衝動にかられ、ルナを抱き締めた。



「雅くん!!!」

床に押し倒してしまう俺。
戸惑うルナ。

「あ、葵くん」



はあ?葵!?


ルナの葵を呼ぶ声に、振り向けばニヤリ、と笑う。

「雅、何してるか聞いていい?」

怖い。
葵の笑顔が怖い。

「いや、抱き締めたくなりまして」


「へー、俺のなのに?

抱き締めたくなって、抱き締めるんだ雅は」

なんだろう。
ひんやりする。

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