*君に溺愛*
「はい、ダメダメ離れてね‼」

邪魔が入ったし、最悪だ。

「空気読めよ、今いい雰囲気だったんだよ」

雅が、出てこなきゃ確実にキスしてた。

「空気読んだ結果、邪魔したんだよ」

そう言い唇を尖らした雅。
「コンコン、ごめん、なんか、熱くなってきた」

咳をし、苦しそうなルナが顔を真っ赤にしてる。
瞳は潤んで熱っぽい。

「ルナ、大丈夫?ベット横なる?」

「うん、ごめんねありがとう葵くん」

頬に触れると熱を持つ君を見た。
潤む瞳は、ゆらゆら揺れている。

熱っぽい瞳で見られたら、なんだかいけない気持ちになる。

「寝よう、ほらっ、入って。
俺達は適当にソファで寝るし、気にしないで」

「でも…………一緒に寝たいな」







「一緒に!?なら、俺と⁉」

俺は、雅に構わず、ルナに布団をかけた。


「ルナ、俺が側にいるよ」

だから安心して。
雅には指一本触れさせないからーーー。

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