*君に溺愛*
「なんだよ、急にシリアスになって……
なんか、あるわけ?」

「マジ、お願いがあるんだけど………。

ルナの隣、変わって!!
くっついて寝たい‼」

なんだよ、いつもと違う雰囲気はそう言うこと?

「無理だから、寝るからな俺はっ。
くだらん、まったくーー「信用、しない方がいい。

あの、日向って子」



はあ?



俺は、雅を見た。

いつもの雰囲気じゃないのは、分かった。
「何言ってるんだよ、あの子を信用しない方がいいってこと?
何でそんなこと?」


何を言いたいんだ、雅は。

「いいから、今は聞くな。
ヤスにも言わなくていい。
今は、何も気にするな」

雅は何言ってるんだよ。

日向 美織ちゃんを信用するな?
意味が分からない。




「俺は、お前が一番よく分かる気がするのにな」


雅の呟きが、やけに耳に響く。

まるで、調べろって言われてる気がした。



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