*君に溺愛*
「う、まあ仕方ないから居てもいいけど」

「仕方ないから、看病してやるよ」


バチバチ…………!!!


バチバチ………!!!

なんだろう、車の中なのに稲妻が。

買い物があるため、寄って貰ったショッピングモール。

「なんでもあるんだな」

ヤックン、美織ちゃんと手を繋ぎキョロキョロしてる。

そこでも、美織ちゃんのすぐ側でリオくんはヤックンを無言で睨んでる。

そんなにお姉さんの彼氏は、気に入らないのかな。
私にはわからないな。


買い物かごを持つ私の手から、葵くんは奪う。

「重たくなるし、俺が持つよ」
やっぱり、葵くんは男の子。
力だって私よりあるし、たくましい。

「あーあ、また葵のかっこつけが始まった」



雅くんの不機嫌な声。

バチバチ………‼
火花は、治まりそうにない。


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