*君に溺愛*
ルナは、誰といた方が幸せ?

ルナは、誰が好き?
想いが伝わり、幸せな矢先……大切な君を奪われた。

正確には、奪われた、と感じた。

「今は、顔向け出来ない。
月曜日、サボろうかな………「いいのか?
ルナ、一人残してお前心配じゃないの?
どうしたんだよ、お前。
あんなに好き好き言ってたお前の愛情ってそんなもんかよ!!
ふざけんなよ………!!!」


ガシャンーーー。


葵に、殴られた頬より心が痛かった。

「葵さん、やめてください!!」


葵を引き離す仲間にも、、


「ふざけんなよ‼」


必死な葵にも、、


「なんか言えよ、雅」



慧ーーーー。


なにも言えなかった。



「いいのか、雅。
このままだと、先輩とルナちゃん………」


その先を言わなくても分かるよ。

俺は、静かに立ち上がる。

「今は、無理だ」


なあ、葵。


好きって難しいな。

両想いでも、不安ばかり。
難しいな。


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