*君に溺愛*
「み、雅くんっ!!」






「おい、誰だそこいるの!?」


急に眩しくなるライトの光、近づく度に気づく担任が見え、ルナの腕を掴み走り出した。


「セーフ。
まじ、やばかったわ。

つか、ここどこだ?」

分からず、入った客間室。
誰かに見つからない様にすり抜け走り出すと、腕を引かれた。


振り向けば、ルナが瞳を潤ませてる。


「ど、どうした!?」

焦る俺。


「今日ね、アミと二人部屋なのにアミ居なくて………。
寂しいの。

一緒に、ダメ?」

首をコテン、と傾げたルナにきゅん、となる胸の奥。


可愛い…………。
つか、ここ、ルナの部屋か。


「いいの?

真夜中、狼に変身するかもよ?」













「いいよ………。



雅くんなら、いいよ。

ずっと、寂しかった。


だから、たくさん愛して欲しいの」


"一生分の愛を君にーーー"。



「うん、愛してるよルナ…………」



ドキドキするけど、、


胸が苦しいけど、、

君を愛す一人の男の愛だよ。


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