*君に溺愛*
「参った参った、トイレ混んでたからーーー!!!」

「どうした?雅」


俺達は気づかなかった。

二人が戻ってきていたのをーーー。

「ルナちゃん、アイス楽しみだね‼」

「うん、楽しみ!!」

待つ間も苦じゃない。
君が隣にいるなら…………。


「なんだよ、なんでルナちゃんなんだよ」

「み、雅さん!?いや、ルナちゃんが呼んでと……。
総長いつの間に!!!」


「ルナが??」


信じられないように、ルナちゃんに問いかける雅さん。


名前呼びでさえ、独占したいのか総長。

「総長は、本当にルナちゃんが好きですか?
ルナちゃんの後ろに、違う人を見てないですか?」

俺、バカだ。
失礼過ぎ………。

「何が言いたい?」

今さら、引けない。
言った言葉は飲み込めない。

「本当に好きなら、、不安にさせて泣かせない‼」


素直な言葉だよ。

これ以上のセリフはないよ。
君が泣いてると、悲しいーーー。


どうか、泣かないでーーー。




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