あなただけが好きだから
「やっほー怜ちゃん。あと、石神くんいる?」
自惚れていたわけじゃないが、蓮にようがあったらしい。
「なんすか……」
「俺と、お話しない?」
なんだかまた雰囲気がピリピリしている。
流石の取り巻き達も大人しく見守っている。
「……よっしゃ怜! 俺と帰るぞ!」
「え、ちょ、涼!? ま、待ってよ! ねぇ!」
無理矢理腕を引いて教室から出される。
夏休み入る前に蓮と話しておきたかったのに!