あなただけが好きだから




「またあんたやばいの?」




そう、涼はいつもギリギリである。
もう二学期だというのに心配だ。




テストが終われば文化祭もある。
嘆く涼をよそに文化祭実行委員を引き受けたため、集合場所に向かう。




「あれ、怜ちゃん文実なんだね」




「本条先輩も……ですか」




運が良いのか悪いのか。



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