あなただけが好きだから




一応ダンスパーティーなので各々ドレスやタキシードに着替えるのだ。
そう考えると中々本格的である。




「まずはどっちなのよ」




「え……、本条先輩かな」




「あら、そうなの」




「うん……」




咲は少しだけ目を細めて私を慰めるような優しい笑顔に変わる。




「頑張りなさいよ」



< 222 / 243 >

この作品をシェア

pagetop