もう一度、君と初恋を。







そう言って私のお腹あたりにゆっくり伸びてくる友希の両手。



…待って、これはマズい。



これ、嫌な予感がする。



「…分かった?」



「…くすぐるとか言うんでしょ…。」



「流石だなー俺の幼なじみは。」



私はお腹をくすぐられるのが大の苦手。



それを知ってる友希は、昔から私が何か隠そうとするとそれを理由に迫ろうとする。



この話を持ってこられたら確実に私の負け。





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