遠回り
拓也の事も
初めて
くわしく
話した。
元気は
沙織を
抱きしめ
「この歳でずいぶん苦労したん だな。これからは大丈夫だか ら」
沙織は
元気の
胸で
泣いた。
元気の
前で
泣いたのは
中絶の時
以来だった。
次の日の朝
眠かったけど
朝食を食べ
あっという間に
帰る時間。
帰り道も
あちこち
ドライブして
アパートに
戻った。
沙「疲れた~」
寝不足の
せいもあって
沙織は
昼寝してしまった。
目を覚ますと
もう
夕食の時間だった。
昨日は
ご馳走を
い~っぱい食べたから
今日は
菓子パンで
済ませようとしていた。