遠回り
それからも
平凡な
日々が
続き
池内さんと
2回目の
デート。
あてもなく
車を
走らせ
ドライブした。
池内さんは
話題豊富で
話も
楽しかった。
ところが
急に
「ホテルに行こうか?」
と言った。
沙織は
びっくりして
同じ
会社だし
考えた。
「私、付き合ってすぐ身体の関 係はイヤなんです。それに 私、バツイチなんです」
と言ってしまった。
池内さんは
少し
驚いた
様子で
「そっか。じゃ、今日はこのま ま帰ろうか」
と言って
アパートの
近所まで
送ってくれた。