家庭訪問は恋の始まり
その夜、私たち家族は、3人で役所に出向いた。

3人で婚姻届を提出し、私は晴れて、瀬崎夕凪になった。

「夕凪の名前は、俺の嫁になるためにつけて
もらったみたいだな。」

帰りのタクシーでゆっくんが言う。

「なんで?」

「瀬崎って、浅瀬に続く岬って意味だし、
夕凪も、夕なぎって、夕方の穏やかな海の事
だろ。
なんだか、情景が目に浮かばないか?」

言われてみれば…

「ふふっ
じゃあ、私たち、こうなる運命だったんだね。」

私たちの間に座る嘉人くんは、すでに夢の世界へと旅立っていた。


家族3人、ここから幸せが待つ未来へ向かって歩み出そう。

たとえ、困難が待ち受けていたとしても、その先には必ず幸せが待っていてくれるはずだから。




─── Fin. ───


あとがきの後ろに番外編を追筆しました。
併せて読んでいただけると嬉しいです。
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