北海道へ
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北海道へ

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私たちは、仁くんが下に待たせてたタクシーに乗って帰宅する。

「今日は、あいつと何、話したんだ?」

仁くんが尋ねる。

「何って、私には好きな人がいるから、
ごめんなさいって。」

「それで?
あいつは、なんて?」

「幸せになってくださいねって言って
くれたよ。」

「そうか。」

仁くんは、それ以上、詳しくは聞かなかった。

「仁くんは、コンサートどうだった?」

「楽しく弾けたよ。
『絆』も弾いたし。
でも、最近、取材が入ると、必ず『絆』に
ついて聞かれるんだ。
もしファンとか記者とか、変わった事や、
迷惑な事があったら、すぐに教えるんだぞ。」

「うん。」
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