PEACH
「キヤッ━」




ナナはオレにつかまった。





「オレにつかまっとけよっ!」




めっちゃ速くこいで、下り坂をビュンビュン進んだ。




「潤好きやで」




ナナが耳元でささやく。




なんてかわいい子なんや








オレは幸せやぁ━━━━!!!!!





「ナナもう一回言って!!」



「潤が好き━━」




「ナナが好き━━」





オレも言い返した。





学校に着き、
授業中もオレはナナを
見つめる。




あっアカンアカン!!



授業聞いてナナと同じ高校行けるように頑張らなっ




ナナの行きたい高校にオレも行けるか先生に聞いたら、80%くらい行けるって言われたから、ちょっとは余裕やけど、ナナがもう一つ上になったら、50%くらいに下がる。




ナナ、今のままにして下さい。





オレは高校行ってもナナと今みたいに一緒がイイねんっ!!
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