残念な王子とお節介な姫
・:*:・:・:・:*:・
マンションに着き、
「どうぞ。」
と部屋に通される。
課長が、冷蔵庫から料理を取り出して並べてくれた。
「うわっ!
ほんまにすごい量ですね。」
「だろ?
こんなに、時間も手間も掛かっただろうに。」
課長、なんて優しそうに笑うんやろ。
大好きオーラ溢れてるやん。
「課長、愛されとったんですね。」
「ああ。」
「うわっ
否定せぇへんのですか。」
「事実だから、否定する必要ないだろ。
ま、それでも、振られたけどな。」
「ええやないですか。
これで、みんな堂々と王子様を狙って
来ますよ?
忙しいて、大変ですね。」
「そういうのはもういいよ。
さ、食べよ?
酒はどうする?
冷や? 熱燗?」
「冷やのコップ酒でええですよ。」
「くくっ
俺より、お前の方が親父だな。」
「課長、ひどい…」
マンションに着き、
「どうぞ。」
と部屋に通される。
課長が、冷蔵庫から料理を取り出して並べてくれた。
「うわっ!
ほんまにすごい量ですね。」
「だろ?
こんなに、時間も手間も掛かっただろうに。」
課長、なんて優しそうに笑うんやろ。
大好きオーラ溢れてるやん。
「課長、愛されとったんですね。」
「ああ。」
「うわっ
否定せぇへんのですか。」
「事実だから、否定する必要ないだろ。
ま、それでも、振られたけどな。」
「ええやないですか。
これで、みんな堂々と王子様を狙って
来ますよ?
忙しいて、大変ですね。」
「そういうのはもういいよ。
さ、食べよ?
酒はどうする?
冷や? 熱燗?」
「冷やのコップ酒でええですよ。」
「くくっ
俺より、お前の方が親父だな。」
「課長、ひどい…」