Happy Halloween!〜楽しいハロウィンはいかが?〜
「…圭」


「ん?」


「やっぱりここは最高だね!」


家族のいる家や、みんなが暖かく迎えてくれる事務所はもちろん、スタッフのみなさんがいるところももちろん最高だよ?


でもね、それ以上にここは最高な場所なんだ。


いつかは引退してしまう。


だからこそ、今を大切にしたいんだ。


肩に圭の手が置かれたと思ったら、ぐいっと引き寄せられた。


「…圭?」


「引退しても、ずっと最高な場所には変わらない」


あ…。


そうだ、そうだよね。


時代は変わるけど、私たちがいたということには変わらないし。


「圭、ありがとう」


「ん。…もう少しこのままでいよう」


「…うん」


圭に持たれたまま、騒いでるみんなを見つめる。


見られてることに気づいたのか。


「真冬ー!圭もこっちこいよ!ゲームするぞー!」


「ちょっと待ってー!すぐ行くから!」


「…さて、行きますか?」


「ですな!」


なんのゲームするのかな〜。


楽しみ!


「圭。また来年もやろうね!」












END。






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