Happy Halloween!〜楽しいハロウィンはいかが?〜
どういうこと?


んーん…?


全っ然わからない。


はぁ…とため息をついたのとほぼ同時に。


「依亜!」


「げっ!」


…聞き間違いかな?


今スパイダーマンが私の名前呼んだ?


そして気のせいかな?


デビルさんからすっごく嫌そうな、低い声が聞こえたんですが。


え、気のせいだよね?


しかもね、すっごくすっごく聞き覚えのあるこえだったんですよ。


…てか、気づきたくないからチャイムなるまで瑠依のところにでも行こう。


スパイダーマンたちに背を向けると、後ろで焦る気配がする。


気づいてない振りして去ってやろう。


なんて思ってるのに。


「依亜ー!!なんで背中見せるんや?!どこ行くや!置いてくなや〜っ!」


「うぜっ。…戻ってくんな」


ちっ。


つうか、ぼそっと呟いたの聞こえてるから。


はぁ…大声で叫ぶとかおバカすぎる。


おかげですっごく注目浴びたじゃん。


「…人違いです」


「どこがや!!どう見ても依亜やんけ!」


ちっ。


こうなると絶対に見逃してくれないんだもん。










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