桜恋色
気にしない気にしない~



って、二人が話題を変えてくれたけど、



なんかシコリが残る……。



とりあえず、ご飯を食べる手を再び動かし始めたわたしたち。



「告白されても断ってばっかりのはずよね。恋愛対象が中学生なんだから」



後ろの出入り口からうるさいくらいの声で喋りながら入って来たのは、




「はぁ~。……来たよ来たようるさいのが」



田宮さん率いる例の軍団。



わざとらしく聞こえてくる田宮さんの声を無視して、わたしはひたすら前を向いていた。



そしたら、




「ねぇ? 白川さん」



わざわざわたしの後ろに座って来るわけだ……。



頼んでもないのに名指しで呼んでくれて、



「なに?」



振り返ったわたしにイヤミだけどキラキラの笑顔を見せてきた。



「わたしが年下の彼氏出来たら、アドバイスしてね?」



田宮さんの言葉を聞いた瞬間、スイッチが入ったみたいにクスクス笑い出す取り巻きたち。



「はぁ? なんて?」



「こちらこそっ。いつでも聞いてよ」



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