夜の世界に舞う

「そっか。聞けて良かったよ。あぁ、今日はきちんと振って欲しいんだっけ?」

なぜか冷静で、、
冷たいことだって平気で言える。

"夜の世界が長くなるとなるほど、
感情を殺すのが上手くなる"って本当なんだね。


「ああ、うん。そろそろ前に進みたくて。」

そう思うってことは、好きな人でもできそうなんだろうね。

「わかった。桜ちゃん、今までありがとうね。お互い別々の道を歩いて行こう。バイバイ、またね。」

そう言うと、カウンターに1万円を置いて振り返ることなくBARをでた。

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