冷たい彼氏は…【短】
最終章


「話って…なに?」


冬夜は
私を見ずに言う…


「私を見て!!」

びっくりした

私からこんな声がでるなんて…
私がこんなこと言えるなんて…

冬夜もびっくりした様子だった…


「私…冬夜が好きだよ?

他の子なんて見ないでよ…」


冬夜はただただ
私を見てた


「私……毎日泣いてたの知ってる…?
休んでたの知ってる?


冬夜……好きなの…
知ってる…?」


いい終わった後には
私の顔は涙でぐちゃぐちゃだった…

でも関係なかった

冬夜に届けばいい
そう思ったんだ


「夏希…?」


名前で呼んでくれた?
ねぇ…今…


「俺…一人で…
一人で思いこんでた…」
「なにを…?」

「夏希は…俺のこと好きじゃないんだって…」


ねぇ…私達…
すれ違ってたの?

勝手に思いこんで
すれ違って…


「で…俺…夏希は俺なんかいないほうがって思って…沢山酷いことした…ワザと傷つけた…」








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