冷たい彼氏は…【短】
第3章



あの告白からも
数日が過ぎ

私と冬夜の間にも
壁ができてた…

もっと早くに
できてたのかもしれないけど…

だから告白のこと
なんか言えるはずがない

「体育大会の‐…」


授業なんて
上の空…

体育大会のメンバー決めの時だって
私はずっと空を眺める


「以上」

先生の声と共に
みんなが帰り始める


「帰るぞ…」


私はうなずき
冬夜の後ろをついていく
前みたいに
横に並んでなんて
帰れなかった…

言いたい…言わなきゃ

そう思ってるのに
口にだせない自分が憎い…

情けない…弱い…


〔翌日〕


〔今日から朝一緒に行けない〕


そんなメールが朝一に届く

ショックだった
私より本当に女の子達をとったんだって…

私なんか
要らないんだって…

そういうことでしょ?







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